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[解説]
『阪神大震災・被災地の風貌―終わりなき取材ノートから』(1999年3月、小社刊)の続編。被災地・神戸から、忘却と虚妄にかまける現代日本の精神のありようを視る。中規模の地震を未曾有の大震災に変えてしまった政治なり社会のありようが反省され、糾されるどころか、震災前と何ら変わらぬまま「継続」或るいは「拡大・再生産」されているところに、被災地の抱える憂鬱を視る。
[著者]
柳原一徳(やなぎはら・いっとく)
1969年生。編集者、ライター。
著書『従軍慰安婦問題と戦後五十年』(藻川出版)
『阪神大震災・被災地の風貌』(みずのわ出版)
[目次]
第一章 「震災五年」の忘却と現実
第二章 神戸空港問題とは何か
第三章 神戸市長リコール運動をめぐって
第四章 「孤独死」に思う
第五章 「まちづくり」のありようを考える
第六章 宮崎辰雄・前神戸市長の死去に思う
第七章 雲仙。普賢岳被災地再訪
第八章 あるシマンチュウの鎮魂記をめぐって
第九章 民衆の闘いが未来を切り拓く